今、「エッセンシャル」なおしゃれを考える

Magazine | Precious September Issue 2024

<Precious創刊20周年記念特別企画>

ミニマルとも、シンプルとも、ベーシックとも違う止体とは…・・?

これからの日分日身にとっての必要不可欠なものと向き合うことでスタイルの輪郭がもっと輝きだす。

Less is More?

今、「エッセンシャル」なおしゃれを考える

たくさんの服をもつよりも、心に響き自分らしさを表現する一着を丁寧に選ぶこと。

上品で洗練されたスタイルを愛し

柔軟な感性をもった大人の心を満たす

「エッセンシャル」なおしゃれをひもときます。

「ザ・サロンバイノーア」

代表取締役・ライフエナジャイザー

植原ほのさん

「エッセンシャルなスタイルに必要不可欠な3要素は、素材、シルエット、アテイチュード。何を着るかより、どう着るかに意識を」

大これまでは何を買うべきかということがテーマでしたが、最近はどうやって自分らしさを演出するかが大切になってきていると感じます。つまり、その服をどう着こなすのか、じっくりと自分と向き合う時間が求められるように。「エッセンシャル」なワードローブをつくるうえでアドバイスする際には、「素材、シルエット、アティチュード」の3つが必要不可な要素になります。

ひとつ目に、上質な素材であることは大人のファッションにとってベースになるもの。

ふたつ目のシルエットというのは、ボリューム&フィットやロング&リーンなど、目指すフォルムを徹底するということ。大人の輪郭をつくり出すシルエットを意識すると、オーラが生まれるからです。最後のアティチュードとは、ジュエリーや小物使いで表現するもの。料理でいうスパイス的なものですが、ジュエリーや小物が違うだけで着こなしの印象がまったく異なるように、ステイトメント性の強いアイテムは、大人の自己表現に欠かせません。「エッセンシャル」思考で組み立て、自分という存在にフォーカスしたからこそ見つかるスタイルに、新たな可能性を感じます。

セレクトショップのディレクターやバイヤーとして培った審美眼や、トップセールスとして個々のおしゃれの悩みを解決してきた経験を生かし、「ザ・サロンバイノーア」を主宰。

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